真室川町の春を感じる、4年ぶりの「梅まつり」開催
「梅まつり」の見どころ
GWの5月3日、真室川町では4年ぶりに「梅まつり」が開催されました。
今年の春は暖かく肝心の梅も桜も終わっていましたが、久しぶりの梅まつりとあって来場者も多く、青空と八重桜の下での賑わいに懐かしさを感じた方も多かったのではないでしょうか。
梅の里マラソンや真室川音頭の輪踊りといった馴染のイベントが行われたほか、真室川の山で採れた天然山菜も並ぶ出店やキッチンカー、町の元地域おこし協力隊が開業したおはぎ屋さん、子ども用品のバザーも大盛況でした。
今春、新しく整備されて近隣町村からも子どもが遊びに来ている遊具もやっぱり大人気で、子ども達が熱心に遊んでいる姿が新鮮な令和5年の梅まつりでした。
町内のお花見スポット真室川公園
真室川と言えば「真室川音頭」が頭に浮かぶ方もいらっしゃると思います。
その真室川音頭の一節に「梅ぇのぉ花ぁ」とあるものだから、真室川の町花は「梅」。梅まつりの会場となる真室川公園は、その梅の花が楽しめる公園として整備されています。
雪国山形の奥座敷、最上地域では梅と桜がほぼ同時期に開花します。しかも山形では一番最後に桜が開花する地域とあって、真室川公園にはお花見客が結構訪れています!
そんな真室川公園の梅や桜の開花状況について、真室川町では4月1日から真室川町のポータルサイト「ゆめねっと」で発信していました。
これまで毎年5月4日に開催されてきた梅まつりでは、桜や桃の花が咲くなかでの開催が多く、年によっては梅の花が残っていることもありました。
しかし、今年は例年より10日ほど開花が早かったため梅まつりの前には梅も桜も散ってしまい、かわりに八重桜と山桜ががんばって咲いてくれていました。今年の梅も染井吉野もそれは見事に花を咲かせていましたので、梅まつりのお客様に見てもらえなかったのはやっぱり残念でした。
梅の里マラソンとお祭りイベント
梅まつり当日の午前中には、梅の里マラソンが開催されました。
親子2kmの部、3km、5km、10kmと多くのコース分けがあり、老若男女問わず300名を越える方が参加されました。なんと、遠くは神奈川県から、また最高齢では83歳の方まで!
梅の里マラソン当日やイベント等の雰囲気を簡単に動画(1分10秒程度)でまとめましたので、ぜひご覧ください。
その他にも、真室川の代名詞ともいえる「真室川音頭」の輪踊りや、お隣の新庄市で誕生したご当地ヒーロー「未来創造戦士ユメリオン」のステージショーなどの催しもありました。
併せて、梅まつりの雰囲気を味わっていただけたらと思います。
この他、キッチンカーや屋台など10台ほどの出店があり、その賑わいぶりは「久しぶりに“大勢の人”を見た」と思わず感動してしまうほど。出店の前に並ぶ行列も久しぶりに目にしました。
出店の中には、以前、オンライン移住体験ツアーで紹介した、地域食材を用いたおはぎ屋「雪のおはぎ*風花」の姿もありました。
雪のおはぎ*風花
雪のおはぎ*風花は、2023年4月にオープンしたばかりのおはぎ屋さんです。
町の元地域おこし協力隊員がつくるおはぎは、町の伝承豆(在来種の大豆やインゲン豆)や郷土料理に大活躍する沢胡桃、町内産小豆やもち米など、ほぼ全て地域で生産された食材を用いています。
梅まつりがイベント出店デビューでしたが、用意したおはぎは無事に完売!
おはぎを通して地域食材の美味しさが伝わり、生産量の少ない食資源の伝承に繋げることができると素敵だなと思います。
営業日時:毎週金曜日と土曜日の13時から16時(売り切れ御免)
住所:真室川町大字新町219-14
Instagram:https://www.instagram.com/ohagi_kazahana/
※営業日など詳細はインスタグラムよりご確認ください
真室川公園はコチラ
梅も桜も花は終わってしまいましたが、新しくできた遊具もあって、以前にも増して多くの方がいらっしゃっているように感じます。一息つけるレストハウスもありますので、ぜひ遊びにきてくださいね。
住所:〒999-5314 山形県最上郡真室川町木ノ下1125−13
お問合せ:真室川町企画課まで
取材・テキスト・動画制作 家崎耕平
編集 梶村勢至